Q9 私の特許権が他人の意匠権に抵触している旨の警告を受けましたのですが使い続けられますか?抵触とはなんですか? |
A9
抵触とは、「同じ対象について、重複した権利が適法に発生した状態」をいいます。特許法において、抵触の際は、権利としては両方成立するが、「先に出願した者のみ」に実施を制限する規定を設けています。
特許と意匠の抵触
特許は「技術」を保護するもので、意匠は「デザイン」を保護するものなので、創作性があると判断された部分が異なり、特許権と意匠権で重複した権利が適法に発生しうる、つまり抵触しうるのです。
特許と意匠が抵触する具体例
例えば、タイヤの溝の滑り止めの技術を保護した「特許」とその溝の凹凸のデザインを保護した「意匠」があります。この場合に、タイヤを購入した者がその秘術とデザインのどちらに魅力を感じたかを断定することはできません。特許法の目的も意匠法の目的も、独占権を有することで権利者の利益を確保することがでもありますので、両者が自由に使えるとなると利益の調整が困難なだけでなく、独占権としての意義も失いかねません。
この先願者が優位となる原則に基づき、今回のケースでも他人が意匠を出願した日と自分が特許出願した日でどちらが早いかを調べる必要があります。
この先願者が優位となる原則に基づき、今回のケースでも他人が意匠を出願した日と自分が特許出願した日でどちらが早いかを調べる必要があります。
Posted at 2007-5-17
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