超低価格事務所

特許事務所の選び方を知らないのは、あなただけではありません。
多くの人が間違った方法で特許事務所を選んでしまっています。
ここでは、正しい特許事務所を選ぶポイントを説明します。

特許事務所の正しい選び方

多くの人が価格の安さで特許事務所を選んでしまっています。
特許事務所の選び方が分かりづらくなっているからです。

しかし、特許出願は、依頼する特許事務所によって結果が異なってきます。

具体的には、以下のような差が生じます。

  • 特許が登録できなかった!
  • 発明を十分に保護できない(侵害されやすい)特許権になってしまった!
  • 特許権を実施する際に実施できる範囲がせまくなってしまった!

もちろん、費用は安いに越したことはありません。

しかし、上記のような欠点のある特許登録をされたら、これまでの研究や投資が水の泡となります。
上記のような特許登録ををしないためにも、安易に価格の安さで特許事務所を選ぶべきではありません。特許事務所を適切に選択し、価値のある特許権を得るためには、特許事務所がどのように特許出願を行っているかのポイントをしっかり理解しなければなりません。

それでは、具体的にどのようなポイントで特許事務所を選んだらいいのでしょうか?

特許事務所を選ぶ4つのポイント

ここでは、特許事務所を選ぶ際に基準とするべき4つのポイントを紹介します。

1, 質の高い明細書を作成できるかどうか

特許は明細書、特許請求の範囲の書き方でその価値が決定します。
特許法では、特許請求の範囲に記載された内容にのみ、侵害を防止する効果があります。逆に、特許請求の範囲に記載された内容から少しでも漏れる事があればその内容は、特許を侵害されているとは言えなくなってしまいます。

質の高い明細書、権利範囲の広い特許請求の範囲は、様々な侵害ケースを想定し、それらに対応する力を持っています。他社が本件特許を回避しようとする領域まで推測して押さえておくことで必要です。また、単に発明の内容を保護するだけでなく、その上位概念、下位概念に展開することで、権利範囲がより広くなり、侵害されにくくなります。
審査においても従来技術との差異が明確なので審査官の心証がよく、登録されやすくなります。
ですから特許出願をするのであれば、あなたが出願しようとしている技術分野の従来技術に熟知した明細書の作成経験が豊富な弁理士に依頼するべきです。

この点は学歴や役職には関係ありません。
学歴や役職が優れている弁理士が明細書が得意とは限らないからです。

2, 先行技術調査をきちんとしてくれる事務所かどうか

全ての事務所が調査をきちんとやってくれるとは限りません。特許調査は非常に専門的で、費用と手間がかさんでしまうからです。しかし、先行技術調査をきちんとやればやるほどストレートに登録されやすくなります。
特許出願において、最も出願が拒絶される理由として多いのが進歩性の有無です。進歩性とは、いかに従来技術から進歩しているか、つまりはいかに公知の技術から容易に発明することが出来ないかが求められます。先行技術を調査することは、進歩性のある発明であることを裏付けるためには必要不可欠です。そのため、信頼できる事務所とは、費用は高くなりますが、必ずきちんと調査するものなのです。
調査結果は、特許請求の範囲や、明細書に大きく影響します。
調査代が高くても中間処理などにかかる手数料を考えると、 間違いなく、きちんと調査をやってくれるかどうかを最優先で特許事務所を選ぶべきでしょう。

3, あなたが出願しようとしている特許の技術分野が得意な事務所かどうか

一般的に1人の弁理士が取り扱う技術分野は、40種類以上も存在し、極めて多岐にわたります。
そのため、1人の弁理士がすべての技術分野について特化することは無理です。
弁理士は自分の得意としている技術分野を持っているものです。

大手の特許事務所であれば、各技術分野に強い弁理士を有していますが、中小規模の事務所では、事務所としてある一分野に特化している場合が多いです。出願した特許を強い権利にするためにも、自分が出願する特許の技術分野が依頼する事務所に在籍する弁理士の得意分野に合致しているかを確認することが望ましいでしょう。
WEBサイトのある特許事務所の場合、特に中小規模の事務所の場合は、得意な技術分野や専門としている技術分野を公開している場合があります。また、事務所の弁理士を紹介しているページがある場合は、弁理士の技術分野や経歴などと比較して、自分が依頼しようとしている出願の技術分野が合致しているかを確認しましょう。

4, 自分に必要なサービスを行っている事務所かどうか

特許事務所ではそれぞれ経営方針・対象顧客が違うため、事務所によって提供しているサービスが異なります。大事務所・中小事務所という選び方は特許事務所ではあまり意味がありません。

発明の発掘に強い事務所、納期が早い事務所、丁寧に対応してくれる事務所など、何を重視するかであなたにとっての『良い』事務所の定義は変わってきます。
自分のニーズに合ったサービスを提供している事務所を選べばあなたにとって最適な出願ができるようになります。

特に特許出願の経験が少ないうちは、対応が丁寧な事務所がいいでしょう。その際、弁理士との打ち合わせ等のことも考え、事務所が職場に近いというのもはずせない要件です。