先願調査

先願調査とは出願前に行う先行技術の調査で、特許が登録できるかどうかを調べることや他社との係争・紛争を防ぐ上で有効です。

特許の出願において、全く同じ技術の発明が同日に出願された場合、特許権を得ることが出来るのは先に出願されたものになります。出願が拒絶される理由のもっとも多いケースが、先行技術の調査(先願調査)不足による新規性・進歩性の欠如です。開発に成功した発明が特許になりうるかどうか、新しい技術を開発しようとする場合などにおいては、どのような出願が既にされているかの調査、つまり先願調査が必要になります。また、特許出願の際にその発明に関する先行技術文献などを知っている場合にはその旨を明細書に記載しなければなりません。
副次的な効果として、出願費用の無駄使いを削減することにもつながってきますし、また特許は先人達の技術の結集であるため、先願調査を行うことは自分たちがこれから行おうとする研究開発の刺激になることがあります。

先願調査は他社との紛争・係争を防ぐ上でも有効です。新しく技術を開発する場合、他人の特許権を侵害していないかを確認する必要があります。もし、他人がその技術を既に開発していた場合その発明は自由に実施することができません。先願調査を行わずに無断で他人の発明を実施してしまった場合、特許権の侵害とされ賠償金支払いが必要になるケースも考えられます。先願調査を行うことで以上のようなメリットを得ることが出来ます。

Posted at 2009-3-19

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