アルゼ、サミーパチスロ特許侵害事件
アルゼ、サミーパチスロ特許侵害事件とはパチスロメーカー最大手のアルゼが、自身の所有する「遊び手の技量が反映されるスロットマシンに関する特許」(特許第1855980号)が侵害されているとし、1999年10月にサミーとネットを相手取り損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことを発端とする事件です。
2002年3月に出された東京地裁では訴訟額としては過去最高額の、サミーに74億円余り、ネットに10億円弱の支払いを命ずる判決が下ったが、サミー(ネット)はその判決が下るより前の2001年6月に「アルゼ社の保有する特許は従来の技術から容易に創出可能であり進歩性に欠ける」とし、無効審判を特許庁に請求していました。
この無効審判請求に対し特許庁は2002年12月に、裁判の争点となっているアルゼ所有の特許第1855980号を無効とするとの判断を下し、それがそのまま決着したことからアルゼの逆転敗訴となり、賠償金は発生しませんでした。
結局この事件は特許侵害訴訟と特許無効審判が同時平行で行われ、そして特許無効審判の確定が東京地裁の判決よりも遅かった為、特許侵害訴訟にかけた労力が全て無駄になってしまった事件として、日本の訴訟手続きの矛盾に一石を投じた例として有名です。
Posted at 2009-3-24
関連する記事
- 【特許Q&A 応用事例編】Q1 知的財産権を侵害されたとして訴訟になったケースで、高額訴訟になった例を教えてください!
- 【特許Q&A 応用事例編】Q2 特許を侵害されたとして訴えられたらどう対処すべきなのでしょうか?
- 【き特許用語集】キルビー特許事件
- 【特許Q&A 応用事例編】Q13 審決取消訴訟は差止請求や損害訴訟で行われる民事訴訟とはどう違うのでしょうか。
- 【と特許用語集】特許無効審判















